今回はコップ飲み練習の方法について解説します。
なんと、1歳半健診の問診では、「自分でコップを持って水を飲めますか。」という項目があります。
えっ、、、そんな難しそうなことができるの?
よく売られている、ストローマグのほうが便利じゃない?
もちろん、できなくても問題はありません。ストローマグより練習が必要な場合もあります。
私の長女も、はじめはむせたり、口から垂らしたり、なかなか上手くいきませんでした。
しかし、コップ飲みにはメリットもたくさんあります。
早い段階からコップ飲み練習に慣れてしまえば、とても楽です。実際、そうでした。
そこで、工夫してできるになった練習方法を紹介します。
練習には根気がいります。そして、この記事はその段階ごとに書いています。
なので、ブックマークをおすすめします★
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コップ飲み練習のメリットは歯並びの他にも!デメリットはこぼすこと
ストロー飲みだと、ストロー付きマグを購入したり、洗うパーツが多かったり、意外と準備が大変です。
コップ飲みができるようになると、準備が格段に楽になります。
そして、歯並びや口腔発達の面からも、ストロー飲みよりもコップ飲みがオススメです。
デメリットとしては、ストローマグよりもこぼしやすいという点です。
こちらの記事で紹介するステップをマネしたり、マンチキンなどの便利グッズで改善できます。
コップ飲み練習はいつからできる?いつまでにできる?
コップ飲み練習は、生後5か月頃の離乳食が始まる頃から始められます。
はじめのステップが慣れてきたら、次のステップに進んでいきます。
月齢で考えるのではなく、必ず赤ちゃんに合わせて、離乳食開始の目安をクリアしてから始めましょう。
厚生労働省の資料「離乳・授乳の支援ガイド」によると
開始時期の子どもの発達状況の目安としては、
- 首のすわりがしっかりして寝返りができ、5秒以上座れる
- スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる(哺乳
反射の減弱) - 食べ物に興味を示す などがあげられる。
と書かれています!
できるようになる時期は、個人差があります。
我が家の長女は、生後5か月から練習を少しずつ始め、1歳になるころには、ほぼ一人でコップを持ってお茶を飲めるようになりました。
別記事でも紹介している、コップがさねのおもちゃが役に立ちました!
このおもちゃで、
- コップを両手で持つ練習になったり
- 口をコップのふちにつける練習になったり
- おままごとでもコップやお皿の代用として使えたり
- もちろんおもちゃとして、積み重ねて手先の器用さを伸ばす知育になったり
とても便利です!
コップ飲み練習の簡単ステップといつから始めるか
練習の目安として、いつから始めたらいいのか書いていますが、できていれば早めてもいいですし、まだ慣れなければゆっくりすすめて大丈夫です。
あくまでも赤ちゃんとパパママのペースですすめましょう。
コップ飲み練習①スプーンで飲ませ味に慣れる(生後5か月頃~)
開始の目安は生後5か月としていますが、もちろん離乳食開始の目安をすぎてからにします。
赤ちゃんに与えるものは、
- 麦茶
- ルイボスティー
- ミネラルウォーター(軟水)
などのノンカフェインのお茶やお水がオススメです。
こぼしたときの掃除も、ベタベタせずに楽です。
ベビー用のジュースや果汁を与えすぎると、甘いものを欲しがりやすくなり、虫歯の原因になります。
コップ飲み練習②スプーンを下唇にあてすするように飲ませる(生後6か月頃)
唇とスプーンを平行にあてるのがポイントです。
ここで、
小さなデザートスプーン ➡ 大きなカレースプーン ➡ レンゲ
など、少しずつステップアップしてみます。
コップ飲み練習③おちょこや豆皿を口元にあて少しずつ傾けて飲ませる(生後7か月頃)
おちょこや豆皿は100円ショップでも購入できます。
おちょこよりもまずは豆皿がスプーンに近いかなと思います。
先ほどの写真の豆皿、わたしはSeriaで購入しました!
コップ飲み練習④小さめのお椀やカップを使って少しずつ傾けて飲ませる(生後8か月頃)
この時も量は少しずつから試してください。
オススメは西松屋のプラスチックカップ!
ベビー用食器としても使え、Panasonicの食洗機にもぴったりフィット。
軽くて重ねられるので、おでかけの時、ピクニックにも便利です。
コップ飲み練習⑤両手でコップを持たせ飲ませる(生後9か月頃)
こぼしやすいので、首元にスタイ、よだれかけやタオルを添えると良いです。
このステップが一番難しいです。あせらずゆっくりのんんびりすすめましょう。
コップ飲み練習を嫌がるときの解決策
もしコップ飲み練習を嫌がる様子があれば、まず、①段階が難しいのか、②できるのにやりたくないのか を見極めます。
コップ飲みを嫌がる理由 ①段階が難しい
- ステップを1段階元に戻す
- 1週間くらい練習をやめてみて様子をみる
などの方法を試してみてください!
一度やめてしまっても、いつかできるようになるので焦らなくて大丈夫。
コップ飲みを嫌がる理由 ②できるのにやりたくない
- 大人と一緒に乾杯をしたりして、楽しむようにする
- 「美味しいね~」と声掛けをする
- ぬいぐるみに飲ませるふりをして、興味を持たせる
- 少しでもできたら、たくさんほめる
- 失敗しても、絶対に怒らない
など、試してみてください。
コップ飲み練習の水分の量はどのくらい?
赤ちゃんの頃の1日に必要な水分の量は、体重1㎏あたり100mlです。
つまり、体重が8㎏の子なら、1日800mlの水分が必要です。
これは、母乳やミルクに含まれた水分も入れての量です。
つまり、「コップで水分がとれないと脱水してしまう!」なんてことはないです。
食後などに水分をあたえるときは、1回あたり20~50mlで大丈夫。
もちろん、暑い日やたくさん動いて汗をかいているときは、1割ほど多めに。
ただ、コップには多めに注いだほうが、あまりコップを傾けずに飲めるので、コップ飲み練習がしやすいです。
コップ飲み練習マンチキンはいつから使える?メリットデメリット
液体をこぼしにくい、ハンドル付きミラクルカップ(マンチキン)という商品もあります。
我が家でも生後7か月頃からお試し中です。
メリットは、
- 口を閉じて飲む練習ができること
- こぼしにくいこと
- カラーバリエーションやデザインが豊富でかわいいこと。
デメリットは、
- 中身が見えず飲めているのかわかりにくいこと
- 結局パーツが多くて手入れが大変なこと(特に穴がたくさん開いているので、乾きにくい…)
- 本当のコップとの2段階で練習が必要になることです。
コップ飲み練習マンチキン,100円ショップ(100均)の代用品,スパウト比較
先ほどの写真、ピンクがマンチキンで、グリーンが100円ショップの代用品です。
セリアで購入しました!
ちなみにですが、スパウトは哺乳瓶以外の飲み口に慣れるためのものなので、コップ飲み練習には不向きです。
マンチキン | 100円ショップの代用品 |
ゴムパッキンがついていてこぼれない | ゴムパッキンなし(自宅用には問題なし) |
フタをはずす持ち手もとれる | フタをはずしても持ち手がのこる |
かわいい | シンプル |
中身がみえない | 中身がみえる |
歯科医推奨 | ストローをさすとストローマグになる |
しっかりした作りで頑丈そう | 100円で買える |
まとめ:コップ飲み練習を嫌がるなら無理しないでOK!ストローマグと使い分けて赤ちゃんパパママのやりやすい方法を見つけていこう
- おでかけのとき、余裕がないとき ➡ストローマグ、マンチキン、スプーンでこぼさない
- お家 ➡コップの練習
など、パパママの負担のない方法で使い分けるといいと思います。
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