混合栄養育児のメリットデメリットを紹介します。
もちろん、母乳もミルクもそれぞれのメリットデメリットがあります。
あなたは、母乳育児で頭がいっぱいになっていませんか?
この記事を書いたきっかけは、私も混合栄養か母乳かミルクかで悩んだ経験からです。
悩んだ結果、メリットを考えて、「あえて」混合栄養を選びました!
私は赤ちゃんが生後4か月頃、完全母乳から混合栄養に切り替えました。
ネットで調べたとき、母乳、ミルクのメリットデメリットを書いたものはたくさんありましたが、どれも母乳派かミルク派のどちらかに偏っており、正しいメリットデメリットが伝えられていないように思ったからです。
混合栄養に切り替えてみて、想定外だったメリットデメリットをお伝えします。
この記事を読んでほしい人は、こんな方です。
保健師のわたしは、たくさんのママから母乳やミルクの相談を受けてきました!
授乳とコップ飲みは赤ちゃんのお口の発達のためにも大切です。
混合栄養のメリット① 母乳のプレッシャーからの解放
自分の母乳だけで赤ちゃんが成長しているなんて・・・
きちんとした食生活を送って、妊娠中から控えているお酒も一切飲まないようにしなくちゃ。
もしも急に自分が病気になって、授乳できなくなったらどうしよう・・・
完全母乳の時は、なんとなく不安を感じていました。
とくに体調にはすごく気を遣いました。
どんなに母乳が出るように頑張っていても、
- 体調不良で薬を飲まなければならずに母乳をあげられない
- 災害などのストレスで母乳が出なくなる
この可能性は誰にでもあります。
そんな時、簡単にはミルクを飲まないだろうし、赤ちゃんはお腹が空いて泣きじゃくって、体重も減ってしまうのでは・・・
混合栄養に変更して、いざというときはミルクに頼っていい!と思え、プレッシャーから一気に解放され、すっきりしました。
混合栄養のメリット②ついに夜間授乳なしに。夜泣き改善で寝つきやすい
生後4ヶ月頃、夜間授乳しても寝つかないことがたびたびありました。
混合栄養にしてからは夜間授乳の間隔が空き、ついには夜通し眠れる日がでてきました。
ミルクだけのおかげかわからないですし、個人差があります。ただ、
- 母乳は夕方~夜にかけて分泌量が減りやすく
- ミルクのほうが腹持ちがよい
と一般的には言われています。
夜泣きに困り果てているのであれば、一度試してみてもいいかと思います。
混合栄養のメリット③ 栄養が補強される
もちろん、母乳にはママからの免疫が含まれてるという、最大のメリットがあります。
今のミルクは、どのメーカーも研究を重ね、母乳に近く赤ちゃんの成長に必要な成分を満たしています。ただ、
- ビタミンD
- ビタミンK
- カルシウム
- 鉄 (※ただし吸収率は母乳>ミルク)
など、母乳よりもミルクのほうが豊富に含まれています。
混合栄養であれば、母乳とミルクの両方の栄養を摂ることができます。
混合栄養のメリット④ 牛乳アレルギーの発症を予防する可能性
乳幼児の3大アレルギーとなるのが、卵、牛乳、小麦です。
こちらの研究では、低月齢から少量の粉ミルクを飲ませると牛乳アレルギーが減ると報告されています。
混合栄養のメリット⑤ ママの身体を休めることができる
授乳は自分でも気づかないうちに体力を使っているもの。
私の場合はいつも、
- お腹が空いたり
- 眠くなったり
- 疲れやすかったり しました。
次の授乳までの間隔が空いて少しでも体力が回復すると、母乳が出やすくなる感覚がありました。
混合栄養のメリット⑥ パパも授乳できる
共働き核家族世帯の増えた現代、たとえママが育休中だったとしても、赤ちゃんのうちから夫婦で協力して育児をしていきたいもの。
そのためには、赤ちゃんとパパとの関係も大切にしなければいけません。
赤ちゃんが一生懸命にミルクを飲んでいる姿は、本当に可愛いです。
Win-Win-Winの関係になりました。
混合栄養のメリット⑦ 哺乳瓶練習なしで保育園に預けやすい
保育園に入れるのに哺乳瓶練習に苦労した、という声は本当によく聞きます。
保育園に入るのは、パパママにとっても赤ちゃんにとっても、環境の変化が大きく不安になるもの。
そんな時期に、無理な哺乳瓶練習はできれば避けたいもの。
私も、一度完全母乳になってから、混合栄養に変えたので、哺乳瓶練習の苦労はよくわかります。
はじめから混合栄養にしていれば、その苦労は必要ありません。
混合栄養のメリット⑧ 快便になる?
完全母乳の期間は、5日に1回しかウンチがでないこともありました。
混合栄養に変えたところ、なぜか毎日快便に。
おそらく、ミルクに含まれている乳糖などの成分が合っていたのではないか、と思います。
これも個人差のある部分なので、確実には言い切れません。
混合栄養のデメリットは持ち物の他にもある?その改善策も!
現在、混合栄養に慣れてしまったので、特に不便はないのですが、しいてデメリットを挙げるとすれば
準備が大変という点です。
母乳のために、
- 授乳クッション
- おでかけ用授乳ケープ
- 母乳パッド(必要ない場合も)
ミルクのために
- 粉ミルク
- 哺乳瓶
- 消毒関係(離乳食開始後は消毒をやめ、食洗器で高温除菌するようにしました)
の両方の準備が必要です。
粉ミルクをあまり使わなそうな方は、800g缶がオススメ。
ちなみにですが、「母乳量を増やしたい」や「直接母乳が難しい」人には、メデラの搾乳機がオススメ。
めちゃくちゃ高いのですが、その分効果はバツグンです。
入院中にお借りして、ピジョンの搾乳機とも使い比べたのですが、メデラは赤ちゃんの飲み方と全く一緒です。
私もこれでかなり出るようになりました。
混合栄養のメリットデメリットまとめ:大切なのはママの気持ちと赤ちゃんの成長
私の場合、体調にはとても気を遣う時期の出産でした。
ミルクだって準備するのが大変なんだし、楽をしてるわけじゃない。
体も心もひと休みするために、ミルクを使ったって大丈夫!
そして、赤ちゃんの体重増加が止まっているようなら、ミルクは足すべき。
私は想定外のメリットもあり、結果的に混合栄養にして良かったです。
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