消毒のしすぎで手がカッサカサ!
子どもに触ると嫌がられてしまう・・・
感染予防のために手洗いや消毒をする機会が増えました。
お店の入口にも、必ずといっていいほど消毒剤が設置されています。
しかし、石けんやアルコールの成分によって、手が荒れてしまう方が多いのではないでしょうか。
私も、敏感肌なのでとてもつらいです…
医療従事者や介護職の方など、こまめに手洗いをしなければならない方も、本当に大変ですよね。
手洗いや消毒と同じくらい大切なこと、それは保湿です。
赤ちゃんにとって保湿はとても大事なことは、最近では一般的にもよく知られてきています。
>>>乳幼児スキンケア(独立行政法人 環境再生保全機構)
子どもだけでなく、大人にとっても保湿が大切なことを、このページでは紹介します。
保健師として感染症業務も担当。たくさんの医療機関や施設に感染対策をアドバイスしてきました!
手荒れはこんなに危険
手が荒れることで、手のシワが広がり深くなります。
シワにはウイルスが入り込みやすくなります。
シワに入り込んだウイルスは、手洗いをしても取り除きにくくなります。
その手で目や鼻や口の粘膜に触れると感染のリスクが高まります。
さらに、そのシワに「黄色ブドウ球菌」が付き、細菌の集合体の「バイオフィルム」を形成すると、アルコール消毒剤などが効きにくくなります。
一般的に、ウイルスは湿度の低く、乾燥している場所を好みます。
しかし、湿っている場所も、雑菌が繁殖しやすくなります。
こまめに保湿をすることで、手荒れを防ぎましょう。
正しい手洗い、消毒、保湿の順序
正しい手洗い、消毒、保湿の順番としては、
- 水で手をよく洗い流す
- 石けんをよく泡立てて手全体をすり合わせて洗う
- 水でよく流す
- ペーパータオルで水気を完全に拭く
- 使ったペーパータオルで蛇口を閉める
- アルコール消毒剤を1プッシュてのひらに出す
- 手洗いと同様の動作で、乾くまですり込み消毒する(※最低15秒)
- 最後に手の保湿をして潤いを保つ
アルコール消毒は、液が乾いたときに効果を発揮します。そして、
- 噴射だけ ➡ 消毒液がついた点だけを消毒
- すり込む ➡ 塗った面全体を消毒
という違いがあります。
必ず、乾くまで手全体にすり込みましょう!
>>>「手洗い」と「手指の消毒」、ここがポイント!(花王)
リラックス効果も
香水のような強い香りが苦手な方でも、ハンドクリームならほんのり香るのでオススメです。
自分の好みの香りを使うと、香りが続いてリラックスできます。
西松屋やドラッグストアで1000円以下!赤ちゃんも大人も使える保湿剤の比較
選んだ基準は、
- 赤ちゃんでも使える低刺激のもの
- ポンプ式で使いやすいもの
- 1000円以下で買えるもの です。
保湿剤のベタベタ感が苦手な方でも、サラサラタイプの保湿剤もあります。
自分や家族にあったものを探してみると楽しいかもしれません。
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